フィルムの修復などテーマに 福岡市で映画祭関連行事

 フィルムからデジタルへ映画の記録技術が変わり、過去のフィルムの保存や修復は世界の映画界にとって大きな課題。23、24日に福岡市総合図書館(早良区百道浜)などで開かれる「レストレーション・アジアVol.4」は、デジタル保存や修復に関わる国内外の専門家を招いた珍しいイベントだ。

 24日午後1時からのワークショップでは、東京国立近代美術館フィルムセンター参事で、国際フィルム・アーカイブ連盟元会長の岡島尚志さんが基調講演。日本、カンボジア、シンガポール、欧州などの現場を知る技術者らが現状や対策を紹介する。

 デジタル修復が施され、アジアフォーカス・福岡国際映画祭で披露される1954年のタイ映画「サンティとウィーナー」(23日午後4時)の上映後にはシンポジウムを開催。タイフィルムアーカイヴや保存・修復に携わるコンサルタントらが取り組みを話す。参加費などの問い合わせは福岡市総合図書館=092(852)0600。

 福岡大東アジア地域言語学科のグループは23日午後1時半、福岡市中央区天神のエルガーラホールで字幕制作成果発表会を開く。参加無料。

 工場のスポーツ担当になった主人公が、理解のない上司を参加させようとする「李さんスポーツ奮闘記」(62年)、モスクワ国際映画祭アニメーション部門銀盾賞を受賞したセルアニメ「龍門を跳び越えろ」(58年)など、中国の3作品を字幕付きで上映する。間ふさ子教授は「少ない字数で表現する字幕の難しさを行間から感じてほしい」と語る。


=2017/09/07付 西日本新聞朝刊=

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