西日本新聞電子版 1周年記念プレゼント

23日公開「ナミヤ雑貨店の奇蹟」ロケ地 ファンの「巡礼」期待 セット風の創業拠点整備 豊後高田市

「昭和の町」で建設が進むナミヤ雑貨店風の創業支援拠点「チャレンジショップ」
「昭和の町」で建設が進むナミヤ雑貨店風の創業支援拠点「チャレンジショップ」
写真を見る
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の幕あいで上映される豊後高田市PR動画の撮影風景
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の幕あいで上映される豊後高田市PR動画の撮影風景
写真を見る

 人気作家東野圭吾さんの小説を映画化した「ナミヤ雑貨店の奇蹟(きせき)」が23日、全国公開される。ロケ地だった豊後高田市は、映画を見たファンらがロケ地を訪れる「聖地巡礼」を期待。昭和30年代の街並みが楽しめる「昭和の町」にナミヤ雑貨店風の創業支援拠点を整備するのをはじめ、ロケ地マップの作成や、幕あいで上映されるCMに市のPR動画を組み込むなど、上映をてこにして、市のさらなる知名度向上につなげようと意気込んでいる。

 映画は、男性アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが主演。昭和の若者たちからの相談に平成生まれの3人が真剣に向き合うことで、時空を超えて人間同士がつながっていくストーリーだ。

 市は、映画公開に合わせて、中央通商店街にある空き店舗を映画の象徴でもある「ナミヤ雑貨店」風に改築。セットで使用された部材も一部使用し、約3千万円をかけて木造2階建ての「雑貨店」を再現する。移住者向けの創業支援拠点としてオープンする来年4月までは、巡礼スポットとして活用したい考えだ。16日からは映画のエピソードにちなんだイベントも開催。悩み事を手紙に書き、雑貨店のシャッターにあるポストに投函(とうかん)すると、その中から5人に映画関連グッズがプレゼントされる。

 市フィルムコミッションは約150万円をかけ、ロケ地マップ(A3二つ折り)を10万部作成。ロケが行われたり、映画のワンシーンで使用されたりした風景など市内17カ所を写真入りで解説、車での所要時間なども記されてある。マップは、公開に合わせ全国の主要な映画館のほか、市の観光施設「昭和ロマン蔵」などにも設置するという。

 一方、市は地元出身のタレント是永瞳さん(22)が主演するPR動画(30秒)も作製。20代の女性が故郷の豊後高田に帰って、昭和の町や真玉海岸、田染荘などを巡る中で、癒やされていくストーリー。市内で7月31日から8月2日にかけ、市民エキストラ54人も参加し、撮影したという。上映に合わせ、首都圏や福岡県など5館で2週間公開されるほか、動画サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルでも1分42秒バージョンを見ることができる。

 公開に先駆けて、市中央公民館で16日にある無料の特別試写会では、用意したチケット1500枚が1日足らずでなくなるなど市民の関心も高い。市は「映画上映を機に、若年層に豊後高田の良さを知ってもらう機会にしたい」としている。


=2017/09/08付 西日本新聞朝刊=

→電子版1周年記念!1万円分賞品券やQUOカードが当たる!!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]