えいだいさん追悼企画 東田シネマ、26~28日 「抗い」上映 親交者の声も紹介

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 高度成長期の北九州市での公害問題を皮切りに、朝鮮人強制連行などを巡る埋もれた史実を掘り起こしてきた林えいだいさん(故人)=写真=に密着したドキュメンタリー映画「抗(あらが)い 記録作家林えいだい」(西嶋真司監督)が26~28日、北九州市環境ミュージアム(八幡東区東田)で上映される。企画した「東田シネマ」は期間中の午後4時から1時間ほど、林さんを追悼する特別企画も実施する。

 林さんは旧戸畑市(現北九州市)教育委員会の職員時代、戸畑の婦人会による公害告発運動に関わった。フリーランスとして田川市を拠点に活動し、戦争に翻弄(ほんろう)された元特攻隊員らを描いた作品も発表。闘病生活の末、昨年9月1日に83歳で亡くなった。

 同シネマによると、特別企画では、婦人会とともに完成させた公害記録映画「青空がほしい」を上映。生前親交があったルポライターの鎌田慧さんらが追悼の言葉を寄せた緊急インタビュー映像も紹介する。西嶋監督が進行役を務め、日替わりでの「ゲストトーク」も行う。

 「抗い」は有料上映だが特別企画は参加無料。同シネマは「特別企画だけの来場も応じます。『あと10作は書きたい』」と言い残して旅立った林さんをしのぶとともに、あらためてその存在を知ってほしい」。「抗い」の上映は3日間とも午前10時半、午後1時半、同6時からの3回。前売りで大人千円など。同ミュージアム=093(663)6751。


=2018/01/18付 西日本新聞朝刊=

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