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役になりきらず、自分を残す 映画「君と100回目の恋」主演 坂口健太郎さん

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 モデルや俳優として活躍中の坂口健太郎さんは主演映画「君と100回目の恋」(2月4日公開)で、時間を戻せるレコードを回して、交通事故に遭う愛する女性を何度も救おうとする大学生・陸を演じました。ダブル主演のシンガー・ソングライター、miwaさんが演じる葵海(あおい)たちと劇中で結成したバンドでギターを弾く姿が必見です。

 -ギターを演奏した経験は。

 ★坂口 ピアノは幼い頃に2、3年やりましたが、ギターは初めて。ギターがうまい役なので、大変だとは思いましたが、嫌ではなかったです。練習を始めたのは撮影の半年前。その時は他の作品の撮影もあり、なかなか練習できませんでした。本格的にスタジオにこもるようになったのは2、3カ月前ぐらい。休みや午前中に仕事が終わった日は6時間ぐらい練習しました。先生が弾くのを聞いて簡単に指の動きを教わったので、コードがどこかは分からないんです。「耳はすごくいい」とほめられました。ほめられるとうれしくなって頑張るタイプなんです。

 -歌声も披露しましたね。

 ★坂口 (台本の)準備稿では歌う予定はなかったのですが、ギターの練習中に試しに歌って「声がいい」とほめられ、決定稿をいただいた時には歌うことになっていました(笑)。

 -miwaさんの反応は。

 ★坂口 「うまーい」って。ギターと歌の同時進行は難しいですが、アーティストとしての彼女に、立ち姿やマイクの使い方などを教わりました。

 -ベースの竜星涼さん、ドラムの泉澤祐希さんと猛練習をしたそうですね。

 ★坂口 岡山でのロケでは、朝から夕方、日暮れ前まで撮影して、夜はスタジオ練習。演奏が終わって、何となく顔を見合わせて「今良かったね」っていう瞬間がすごく面白かったです。東京に帰っても時々集まってスタジオにこもりたいよねって。ホント、大学生のバンドっていう感じ。真野ちゃん(葵海の親友役の真野恵里菜さん)も含めて5人のバランスも良かった。カメラが回っていない時の関係性って絶対に作品に反映されるので、キャラクターやせりふ(の設定)はありますが、(素の5人と役柄上の5人の関係性は)あまり変わらないかもしれない。

 -葵海を助けようと、タイムリープを続ける陸を演じる難しさは。

 ★坂口 最初は一人なんですよ。レコードの秘密を抱え込んで、時間を戻すことに捕らわれている。自分をすり減らしている陸に、「大丈夫だよ」って肩に手を置いて(心を)解放してあげたいという気持ちで演じました。陸は葵海に少しずつ打ち明け、心を開いていく。メリハリが大事だと思いました。葵海に何が起きるか知らなかったらライブも乗れるのに、未来を考えながら演奏するシーンは意識しましたね。陸という役をいただいた時、陸になりきろうとは思っていませんでした。自分が10パーセント残っていた方が、(役の魅力が)百何パーセントになりそうな感じがするんです。

 -陸はとてもいちずな男性ですね。

 ★坂口 あのレコードを持っていたら陸みたいにできるかって言われたら、僕はできないと思う。でも、それでいいんだろうなって。陸だからこそ、あれだけの愛を葵海に伝えられた。いとしくなるキャラクターにしたいと思いましたね。

 -坂口さんがいちずなところは。

 ★坂口 休みの日に対するモチベーションがすごく高いんです。お芝居は、どんどん出していく作業。頑張るために休みを充実させる。ボーッと1日が終わってもいい。自分の心を満たすために、一番合う休みの使い方を探すことに「いちず」ですね。

 -これまでの作品も好青年を演じることが多かったですが、イメージを変えたいと思いますか。

 ★坂口 あまり意識していないかもしれない。「イケメン」って文字にすると同じに聞こえちゃう。でも演じていると、一人一人違う。僕は「なんでもいい精神」なんですよね。役が来たら、それにまかせる。32歳(現在25歳)になって、お芝居を始めて10年目の時には全く違う役をやって、違うイメージがついているかもしれませんね。


 ▼さかぐち・けんたろう 1991年7月11日生まれ。東京都出身。2010年度メンズノンノモデルオーディションに合格し、デビュー。14年に俳優デビュー。主な出演映画は「海街diary」「ヒロイン失格」「高台家の人々」「64-ロクヨン-【前編・後編】」など。ドラマは「とと姉ちゃん」や現在放映中の「東京タラレバ娘」など。


=2017/01/29付 西日本新聞朝刊=

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