愛とリスペクトを持って演じました 映画「ジョジョの奇妙な冒険」 主演 山崎賢人さん

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 公開中の映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、国内外で人気がある同名漫画の実写版です。リーゼントヘアーに長ラン姿で主人公の高校生、東方仗助(ジョジョ)役に挑んだ俳優の山崎賢人さんは、原作を読み込み、愛とリスペクトを持って役になりきっています。

 -出演依頼を受けた時の心境は。

 ★山崎 原作の存在は知っていましたが、話をいただいてから(コミックを)1部から8部まで全巻読み、ジョジョが好きになりました。自分にできんのかなとか、リーゼントは似合うのかなとか考えましたが、三池(崇史)監督と聞いて絶対にやりたいなって思いました。プレッシャーはありましたけど、自分がジョジョを好きになって、リスペクトを持ってやるのが一番だと思いましたね。

 -仗助の魅力は。

 ★山崎 芯が通っていて頭が良い。仲間思い、家族思い。正義感もある。機転を利かせて、いろんな戦い方をするのも好きですね。自分の命の恩人への思いで、その髪形と衣装を身にまとう、おとこ気というか人情に厚いところもある。だから内面的な部分を大事に演じようと思っていました。

 -どこか怪しいサスペンス。そんな原作の世界観が見事に表現されていました。

 ★山崎 (ロケ地となったスペインの)シッチェスという町と衣装と髪形、すべてが合っていました。とにかくシッチェスがめちゃくちゃ(作品の舞台である)杜王町だなあって思いました。

 -どんな町?

 ★山崎 きれいで過ごしやすいんですけど、何かありそうな感じがめちゃくちゃする。自分自身もただ奇妙にやるのではなく、原作を何回も読み、ジョジョの世界観を出していきたいなって思いました。海外で1カ月半以上(滞在して)撮るのは初めてでしたし、いろんなことを覚え、これからにつながる経験ができましたね。

 -登場人物のそばに現れる、その人の超能力を具現化した「スタンド」による格闘シーンもCGで再現されました。

 ★山崎 スクリーンで見たときは感動しました。面白かった。スタンドは撮影現場にいなかったんで、ホントに想像でしかないんですけど、仗助にとってはあれが普通。仗助の中でのリアリティーを考えるのが楽しかった。(出来上がった映像は)自分の動きとシンクロして動いていてクオリティーも高いので興奮しました。

 -選べるなら、どのスタンドを使ってみたいですか。

 ★山崎 愛を持って仗助をやらせていただいたので、「クレイジー・ダイヤモンド」ですね。

 -伊勢谷友介さんや神木隆之介さんら共演者も個性的です。

 ★山崎 先輩方の現場でのスタンスや人間性を見ているだけで勉強になりました。特に(山田)孝之さんは現場に入る前から「自分(山田さん)にとっての『クローズZERO』みたいな作品になるから頑張れ」と背中を押してくれましたし、スペインでも活を入れてくれました。

 -続編も期待できそうですね。

 ★山崎 一つの町で仗助がいろんな人たちと出会い、最初は敵だったヤツと心が通じて仲間になっていくのが作品の魅力。面白いスタンドが出てくるのも見どころです。仗助という男が、じいちゃんの意志を受け継いで町を守っていく話なので、守るっていうことを最後まで貫き通したいです。

 -過去の出演映画でさまざまな役を演じましたが、どの作品の登場人物が素の山崎さんに近い?

 ★山崎 素はですね…。一番近いのは「一週間フレンズ。」かもしれないです。「長谷祐樹」という役を演じたんですけど、しゃべり方とか近い部分はありますね。性格もあそこまで底抜けに明るいわけではないですけど他のキャラはわりと暗いんで。

 -注目作が続きます。どんな役者を目指しているのですか。

 ★山崎 分かんないです。目の前のことをやるしかないかな。一つ一つ、いただいた作品を面白くしたい。そこまでビジョンは明確に見えていないです。

 ▼やまざき・けんと 1994年9月7日生まれ。東京都出身。2011年に「管制塔」で映画初主演。「ヒロイン失格」「orange-オレンジ-」「オオカミ少女と黒王子」「四月は君の嘘」「一週間フレンズ。」などに出演し、16年に日本アカデミー賞新人俳優賞。今年は「斉木楠雄のΨ難」「氷菓」が公開予定。


=2017/08/06付 西日本新聞朝刊=

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