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HKT48 ここからが本番 劇場オープン4周年特別記念公演

劇場オープン4周年特別記念公演で「約束よ」を歌うHKT48
劇場オープン4周年特別記念公演で「約束よ」を歌うHKT48
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 HKT48劇場オープン4周年を祝う特別記念公演が26日、福岡市のHKT劇場で開かれた。節目ともいえる5年目を迎えるに当たり、今年は1461日分の感謝を伝えるため、前日の25日からイベントを展開。NHK紅白歌合戦への2年連続出場はかなわなかったが、築き上げたファンとの絆を確かめながら、アニバーサリーイヤーの一歩を踏み出した。また、森保まどかのピアノソロアルバムの発売が決まったことも発表された。 (古川泰裕)

 ●平均年齢13・8→17・6歳に

 前夜祭「箱推宮(はこおしぐう) 4生会(ふぉ~じょうや)」の熱気も冷めやらぬHKT48劇場に、懐かしい衣装に身を包んだ1期生が、次々に飛び出した。彼女たちが、この劇場で最初に披露した公演の中の1曲「手をつなぎながら」。友情の芽ばえをつづったHKTの“始まりの曲”を、高らかに歌い上げた。

 48グループ史上最年少でスタートした1期生の平均年齢も、13・8から17・6歳に。一人一人はどこかマイペースな彼女たちだが、流した汗や涙の量は、だてではない。苦しい日々をともに乗り越えてきた仲間への信頼が、自信に満ちた表情をさらに輝かせた。先輩たちの生み出した流れに乗り、2期生もみずみずしいパフォーマンス。3期生はオリジナル曲「微笑みポップコーン」を、ドラフト生は移籍組の指原莉乃と多田愛佳とともに「PARTYが始まるよ」を披露し、超満員の劇場を盛り上げた。公演終盤には、最新シングル「しぇからしか!」と、そのカップリングであるチーム曲「Buddy」「夢見るチームK4」を劇場初披露。出し惜しみなしの28曲で、ファンを魅了した。

 およそ1年半、間断なく続いたコンサートツアーが終了した2015年。グループの躍進に伴い、メンバーそれぞれの状況も激変した。

 初めて関東圏を飛び出し、福岡で開かれたAKB48選抜総選挙では、指原が女王の座を奪還。宮脇咲良は7位に入り、48グループの“顔”として活躍するまでになった。惜しくも17位で選抜に届かなかった兒玉遥も、HKT48のシングルでは3作連続でセンター。グループの象徴として、風格さえ漂う。ヤフオクドームのステージで全国に“見つかった”神志那結衣は、テレビ番組や雑誌のグラビアに引っ張りだこ。人望厚い坂口理子も、総選挙でのランクインをきっかけに「しぇからしか!」で念願の初選抜入りを果たした。

 そんな中、2期生の草場愛と後藤泉が相次いで卒業。アイドルとは違う自分を求め、HKT48という列車を降りた。女性アイドルにとって、避けては通れぬ分岐点。グループにとって大きな存在だった二人の卒業は、少なからずメンバーとファンに動揺を与えたが、彼女たちの残したものが、消えてなくなるわけではない。列車を乗り換えても、違う行き先を選んだとしても「これからも、ずっと仲間」。二人とともに過ごした日々が、少女たちを夢のステージへ運ぶ勇気になる。

 ちょうど公演が終わる頃、今年の紅白出場アーティストが発表された。そこに、HKT48の名前はない。ほろ苦い記念日の夜。だが、涙に暮れるだけの47人ではない。悔しさを糧に、また来年、晴れの舞台を目指す。

 劇場デビュー5年目は、大ブレークの予感も漂う。AKB48はドラマ「マジすか学園」でファンの心をわしづかみにし、「ポニーテールとシュシュ」や「ヘビーローテーション」などのキラーチューンを生み出したうえ、「Beginner」では初のミリオンセールスを記録した。くしくも、29日にはHKT48が主演するドラマ「マジすか学園0」がスタートする。大先輩のように、伝説級の大ブレークを果たせるか。道を阻むものは「しぇからしか!」の一声で吹き飛ばし-。HKT48の挑戦は、ここからが本番だ。

=2015/11/27付 西日本スポーツ=

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