HKT48咲良「リトルマーメイド」は本当にすてきな夢の世界 キャナルシティ劇場で絶賛上演中

劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」を前にポーズをとる宮脇咲良
劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」を前にポーズをとる宮脇咲良
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劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」について語るHKT48の宮脇咲良
劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」について語るHKT48の宮脇咲良
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 幕が開くと、そこは深い海の底。色鮮やかな生き物たち、心躍らせる音楽、そして夢見る人魚姫-。福岡市博多区のキャナルシティ劇場で、絶賛上演中の劇団四季ミュージカル「リトルマーメイド」。細部にまでこだわった演出、出演者の熱演、数々の名曲は、福岡でも多くの人々に感動を届け続けている。HKT48のエース・宮脇咲良も、そんな夢の世界のとりこになった一人だ。劇団四季の「ライオンキング」で、ヒロインの子ども時代を演じた経歴をもつ19歳。舞台で輝く女優を目指してひた走る彼女に「リトルマーメイド」の魅力を語ってもらった。 (古川泰裕)

 ●ワイヤ演技で長時間泳ぐ動き本当にすごい

 -舞台を見て

 「作品としても感動したし、演者側としても見てしまいました。ワイヤでつるされたままコンサートで歌った経験は私にもあって、普通に歌うのも大変だったので、それを長時間、泳ぐモーションをしながら歌ってるのはすごいなって。気を緩めると、軸がぶれて前や後ろに行ったりするんですよ。普通にスッとしているだけでもすごく筋力を使うのに、本当にすごい」

 -HKT48加入前「ライオンキング」に「ヤングナラ」で出演

 「(登場人物が)魚なので、海の中にいるときに(波の動きを表現するために)ずっと揺れてたり、パペットを使って演技をしたり…。動物になりきって演じるのが、ライオンキングとすごく似てると思いました。人じゃない生き物を演じるのが劇団四季の中で一番好きなジャンルなので、感動しました」

 -ライオンキングの時は、自分でも動物の動きを意識していた?

 「かなり意識してましたね。俊敏に動くとか、常に姿勢を正すとか。立ち姿も研究しろって教えられてきたので。思い出がいっぱいで、この劇場に来ると苦しくなります」

 ●アースラのシーンが好き悪役演じてみたい

 -キャナルシティ劇場に「帰還」して

 「ライオンキング以来、久々に来たんですよ。『夢を与える世界』というのをミュージカルで知ったので、やっぱり一番輝いていると思ったし、ミュージカルが一番好きだなって、改めて思いました。劇団四季がつくり上げる夢の世界が常にキラキラ輝いてて、本当にすてきだなって思いました」

 -気に入ったシーンは

 「悪役が好きなんです。だからアースラ(海の魔女)のシーンです。人が足を動かしているのに、全員で一体となって見えるのが『劇団四季だなぁ』って。あと、基本はファンタジーなのに急に雰囲気を変えるところが好きです(笑)。ライオンキングの『スカー』みたいな感じ」

 -好きなキャラクターと、演じてみたいキャラクターは一致する?

 「一致します。(今まで演じたのは)どちらかというと主人公とか正義の側だったり、博多座(指原莉乃座長公演)でもお姫さまみたいな役だったので、いずれは悪役をやってみたいなって。悪役がいるから舞台は成り立つと思うので。でも、(主人公の)アリエルはめちゃめちゃかわいかったです。雰囲気もですけど、顔がめっちゃかわいかった。(人魚になって)泳いでみたいな、とも思います」

 -ディズニーと言えば名曲の数々。劇中で気になった曲は?

 「『パート・オブ・ユア・ワールド』は、ちっちゃい頃から私も歌ってたので、聞けた!って感じでした。アースラが『きょうだいはみんな殺した』って歌う『パパのかわいい天使』も、すごく耳に残ってます」

 -ほかに心に残ったシーンは

 「アリエルが声を取り戻すシーンで、一緒に見ていた弟が泣いてました。子どもも感動できる舞台なんだなと」

 -今後の活動に生かせることは

 「劇団四季にいたとき、『慣れだれ崩れ=去れ』っていう言葉があって。『慣れた時点でこの場を去ってもいい』くらいの覚悟でステージに立ちなさいと言われてました。劇場公演をほぼ毎日やって、長くなってくると徐々に慣れが出てしまうけど、そこでいかに新鮮な気持ちでできるかというのを舞台から学んだし、(劇団員が)毎回初めて会った人のように演技をされてる姿を見て、一回一回、来てくださる方のためにやってるんだなって感じて、すごく勉強になりました。その人(観客)にとっては最初の一回かもしれないから、その意識は常に持ちたいと思います」

 ●アリエルの貫き通す強さ私は揺れちゃう

 -これからリトルマーメイドを見る人への「推しポイント」は

 「自分も海の中にいるかもって錯覚するくらい、動きがリアル。波の動きを体で忠実に表現している姿がすごくすてきだったので、海の中にいるときの演者の皆さんに注目してほしいです」

 -舞台で見たアリエル、エリック王子は映画とどう違っていた?

 「舞台だと、アリエルは真っすぐというか、自分の思ったことを貫き通す。周りに何を言われても自分は信じるんだという力がすごく強くて、それを王子にも感じました。私はこんなに自分の意見を貫き通せないというか、人から『よくない』『駄目だ』って言われると揺れちゃうじゃないですか。だから(2人には)ぶれない芯みたいなものを感じて、かっこいいなと思いました」

 -アリエル以外に演じてみたいディズニープリンセスはいる?

 「『美女と野獣』のベル。本が好きなんです。そこしか自分と似てないんですけど(笑)、一番親近感があるし、劇団四季さんの舞台でも見たことがあるので、やってみたいなと思います」

 ◆劇団四季「リトルマーメイド」

 福岡市博多区のキャナルシティ劇場で上演中。西日本新聞社など主催。来年6月30日までの公演を決定している。同2月28日までの入場券は発売中。3月1日以降の分は12月17日に一般発売開始。S席1万800円など。劇団四季福岡オフィス=092(292)1160。

=2017/11/21付 西日本スポーツ=

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