卵もバターも砂糖も小麦粉も使わない!甘く美味しく作れる、おやつのレシピ

白崎茶会のあたらしいおやつ 小麦粉を使わない かんたんレシピ 白崎裕子著
白崎茶会のあたらしいおやつ 小麦粉を使わない かんたんレシピ 白崎裕子著
写真を見る

 仕事や家事や人間関係のいざこざで疲れた時、癒してくれる至福の一口。甘くて美味しいおやつは、心身を回復させてくれる底知れぬ力があるように思う。しかし、卵や乳製品、小麦粉アレルギーで食べられない人、あるいは食事制限をしなくてはならず、なかなかお菓子にありつけない人も多いのではないだろうか。そんな悩めるスイーツ好きにおすすめなのが本書だ。

 本書は、小麦粉はおろか卵やバター、砂糖も使わずに簡単に作れる、まさに“新世代”のお菓子のレシピを、50品にわたって掲載している。定番の材料の代わりに準備するのは米粉や豆乳、甘酒、てんさい糖、ココナッツオイルなど。どれも小麦粉や乳製品を用いて作ったものと遜色ない一品で、レシピ写真を眺めているだけで思わず喉が鳴ってしまう。

 基本的な作り方は次の通り。まず豆乳や甘酒などをベースに、てんさい糖やはちみつなどの糖類を混ぜ溶かす。次に、ココナッツオイルやなたね油など、植物油を加えることで生地にとろみをつける。そして小麦粉を使わないかわりに米粉や片栗粉、くず粉、コーンスターチを加えて混ぜ、焼き上げる……という極々シンプルな工程だ。

 しかし、シンプルでありながら、日常のおやつからちょっとした手土産、お祝いにうってつけの華やかなケーキまで自由自在に作れてしまうことに驚嘆するしかない。粉雪のようにホロホロとしたスノーボールや濃厚なコクのある豆腐ガナッシュクリームのスポンジケーキ、焼きっぱなしで作れるお手軽なシートケーキ、ふわふわもっちりのパンケーキ……。著者の白崎裕子さんも前書きの部分で述べているが、おやつを食べる相手はもちろんのこと、作った自分自身も「エッ!?」と驚く魅惑のお菓子が出来上がることだろう。

 一般社団法人「日本おやつ協会」は、おやつの定義として「いつ、いかなる場合でもおやつの時間だけは平和に過ごすことができます」としている。「気分が落ち込むときに、おやつを一口食べるだけで救われることがあるはず」と。どんな人でも、美味しいおやつを食べてひとときの幸せに浸れるように――。本書からは、そんな願いと思いやりが、甘い香りに包まれて立ちのぼってくる。


出版社:マガジンハウス
書名:白崎茶会のあたらしいおやつ 小麦粉を使わない かんたんレシピ
著者名:白崎裕子
定価(税込):1,512円
税別価格:1,400円
リンク先:http://magazineworld.jp/books/paper/2891/


西日本新聞 読書案内編集部

◆好評の西日本新聞アプリ。3ヶ月無料の締め切り迫る。早めの登録がお得です!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]