ホークスファンタブレット

グーグルやマッキンゼーも認めた、「怒り」をコントロールする秘けつ

マインドフルネス 怒りが消える瞑想法 吉田昌生著
マインドフルネス 怒りが消える瞑想法 吉田昌生著
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 仏教に「三毒」という教えがある。人間が最も克服すべき三大煩悩を表したものだ。その中のひとつが「怒り」。毒にたとえられる通り、激しい怒りはモノや大事な人との人間関係を破壊するだけでなく、自分自身の幸せを遠ざけてしまう。「できる限りイライラせず穏やかに過ごしたい」というのは、万国、いや万人共通の願いだろう。

 そんな中、「マインドフルネス瞑想(めいそう)」が脚光を浴びている。「マインドフルネス瞑想」とは、今、この瞬間の感覚や感情を注意深く観察し分析する心理的トレーニング法を指す。たかが瞑想と侮ってはいけない。近年、瞑想を実践することで集中力やチームワークが向上することが科学的に実証されており、グーグルやマッキンゼーといった名だたる企業がこぞって「マインドフルネス瞑想」を導入しているのだ。本書の著者であるヨガ・瞑想講師の吉田昌生(よしだ まさお)氏自身も、かつてヨガ講師として実らずドン底の生活を送っていた時「自分には何かが欠けている。このままでは価値がない」という思い込みに気がついたことで、人生が変わったと実感している。

 「マインドフルネス」におけるポイントのひとつは、決して怒りを抑えるのではなく、怒りの感情と「自分」を切り離し、さらりと受け流すことだ。最近いつ怒ったか思い出してみてほしい。満員電車の中で足を踏まれた時。部下のミスが発覚した時。夫の無神経な一言がグサリと刺さった時。まるで瞬間湯沸かし器のごとく反射的に怒っていないだろうか。そうではなく、「『無理!』と思った」「『やばい!』と思った」のように心の中で「~と思った」とつけることで自分の感情を客観的に見ることができる。「あ、私は今、理不尽な扱いを受けたのが悲しくて怒っているんだ」と冷静に判断できるようになり、怒りの炎にのまれなくて済むのだ。

 そうした「気づき」の精神を養うのが瞑想であり、雑念を取り払い「今、ここ」の呼吸に意識を集中させることで、感情やあらぬ不安に振り回されなくなる。柳のようにしなやかで打たれ強い自分になるために、今こそ瞑想を実践してみてほしい。


出版社:青春出版社
書名:マインドフルネス 怒りが消える瞑想法
著者名:吉田昌生
定価(税込):1,598円
税別価格:1,480円
リンク先:http://www.seishun.co.jp/book/18494/


西日本新聞 読書案内編集部

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