第49期王位戦 第4局


深浦勝ち、防衛に王手

 
笑顔を浮かべる深浦王位
 深浦康市王位(36)に羽生善治名人(37)=王座、王将、棋聖=が挑戦している将棋の第四十九期王位戦七番勝負第四局は七日、長崎県佐世保市の万松楼で再開、指し継がれ、午後6時33分、先手番の深浦が123手までで勝ち、対戦成績を三勝一敗として、王位防衛にあと一勝と迫った。

 持ち時間八時間のうち残り時間は深浦33分、羽生3分。第五局は26、27日の両日、徳島市の「渭水苑」で行われる。

 2日目は深浦の封じ手「4三歩」(43手目)で再開。羽生の攻勢をはね返した深浦がややリード。深浦が「9二銀」(69手目)と攻め込み、激戦に。羽生は終盤、残り時間が少ない中で「7四歩」(86手目)「7一金」(90手目)と決め手を与えない指し方でしのいだが、深浦は攻めをつなぐ「7二銀」(103手目)から羽生の玉を追い詰め、4四銀(113手目)から一気に打ち取った。

 ●4四銀で勝ちになった
 ▼深浦康市王位の話  よくなったと思ったり悪くなったと思ったり、形勢判断の難しい将棋でした。終盤では4七角(79手目)から2九香(81手目)が苦心した手順でした。4四銀(113手目)と打って勝ちになったと思いました。

 ●成り銀が負担になった
 ▼羽生善治名人の話  4六歩(40手目)と攻めたが、成り銀が負担になったかもしれません。8、9筋の隙が解消できない形でした。7二銀(103手目)と打たれて負けなので、その前に変化する順を選ぶべきでした。