西日本新聞

『南蛮船の見える町 わがバテレン・宗麟・瓜生島』  加藤知弘 著  (石風社・1995円)

2011年01月31日 20:21
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 著者は2005年に78歳で死去した大分大名誉教授で日本西洋史学会会員。1980年4月から2005年11月まで新聞夕刊に連載したエッセーをテーマ別に再構成した。

 構成は大きく「南蛮船の見える町」と「わが歴程」に分けた。前者には、戦国のキリシタン大名大友宗麟についての「宗麟というひと」など6章を、後者には「歴史家の自分史」など3章をそれぞれ所収した。戦国時代に地震により沈没したという別府湾の瓜生島は筆者の研究テーマで、「わが『瓜生島』」として1章を割いている。

 著者は福岡市出身。曾祖父は幕末の勤王家として知られる福岡藩家老の加藤司書であり、一族に触れたエッセーも同書には含まれている。《石風社=092(714)4838・1995円》


=2010/01/31付 西日本新聞朝刊=

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