「西郷の船来ず」桂が手紙に 薩長同盟前年

 1865年の旧暦閏5月17日に桂小五郎が長州藩の上層部に宛てた手紙。「薩蒸気船今以来り不申」と焦る気持ちなどが記されている(高知県立坂本龍馬記念館提供)
1865年の旧暦閏5月17日に桂小五郎が長州藩の上層部に宛てた手紙。「薩蒸気船今以来り不申」と焦る気持ちなどが記されている(高知県立坂本龍馬記念館提供)
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 「薩蒸気船今以来り不申(薩摩の蒸気船がまだ来ない)」。桂小五郎(木戸孝允)が薩長同盟前年の1865年、下関で会談予定だった西郷隆盛の到着を待つ心情を記した直筆の手紙が19日までに、高知県立坂本龍馬記念館(高知市)の調査で見つかった。亀尾美香主任学芸員は「薩長同盟の舞台裏が分かる貴重な新史料」と話している。

 桂が同年の旧暦閏5月17日(西暦7月9日)と19日(同11日)、下関から長州藩上層部に宛てた2通と、68年7月の戊辰戦争の最中、参謀に戦線の状況などを伝えた1通の計3通。同館が今夏に京都の古書店で発見、筆跡鑑定などから桂本人の手紙と断定した。

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