福岡県 産業遺産
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県内の産業遺産・近代化遺産
■門司港駅舎(北九州市)
1891年に九州鉄道「門司駅」として開業。1914年、現在の位置に駅舎が完成。関門連絡船が乗り入れる「九州の玄関口」として多くの旅行者が往来し、当時は職員600人体制だった。42年、関門鉄道トンネル開通に伴い「門司港駅」に改称。老朽化が心配されたが、87年に経営がJR九州に移行した際に大規模な改修工事が行われ、往時の華麗な姿が再現された。
■クレーン船大金剛丸(大牟田市)
大牟田市新港町の三池港の最奥部にあるドック内に浮かぶ、1905年に設置された英国製のクレーン船。石炭を燃料に、今も小型船などをつり上げて運ぶ。つり上げ能力は最大15トン。エンジンはなく、自力航行できない。
■三井港倶楽部(大牟田市)
同館は三池炭鉱で栄えた三井系企業の社交場として1908年に建築。8412平方メートルの広大な敷地に立つ、木造2階建ての堂々たる洋館には絵画など115点の美術品が飾られており、炭鉱全盛期の栄華を現代に伝える貴重な遺産として市民に愛されている。
■三池炭鉱(大牟田市)
三池炭鉱万田坑は1897(明治30)年に第一立て坑を開削。翌年に第二立て坑の開削を始めた。当時は国内最大規模の立て坑だった。1951(昭和26)年に閉坑。第一立て坑の施設跡はほとんど残っていないが、第二立て坑は櫓(やぐら)やレンガ造りの巻き上げ場建物などが残っている。福岡県大牟田市と荒尾市にまたがっているが、主要な施設のほとんどは荒尾市側にある。
■南河内橋(北九州市)
今風の眼鏡フレームのようにすらりとした真っ赤な橋がひときわ湖面に映える。全長133メートル、幅3・6メートル。同市を流れる大蔵川の上流、官営八幡製鉄所で使用する冷却水などの確保のため設けられた、河内貯水池に架かっている。赤く塗られた鉄骨二連のトラス橋で、その構造が凸レンズの断面のように見えるため「レンティキュラー(レンズ状)トラス橋」と呼ばれる。
■部埼灯台(北九州市)
江戸時代後期。豊後の国見から高野山に船で向かっていた60歳の僧・清虚は、部埼が急流と浅瀬の難所と知り、この地に降り立つ。それから14年、死ぬまで1人でこの海の難所に火をともした。航海の安全を願う志は、村民に、さらに庄屋に受け継がれ、明治維新からほどなく、英国人技術者ブラントンによる白亜の西洋式灯台の建設が始まった。九州では伊王島、佐多岬に次ぐ3番目の灯台。現役の洋式灯台としては、九州一古い。
■旧古河鉱業若松ビル(北九州市)
「赤れんがビル」として知られる旧古河鉱業若松支店。明治から昭和初期にかけての建造物が立ち並ぶ若松南海岸通りの一角で、その外観はひときわ風格を漂わせる。
■八幡製鉄所東田第一高炉(北九州市)
都市高速道路の橋脚やスペースワールドの絶叫マシンに囲まれるように、濃い灰色の“やぐら”がそびえている。北九州市八幡東区の東田地区にある「東田第一高炉」。かつて日本の近代化、工業発展を支えた「鉄都・八幡」のシンボルだ。操業開始の年を示す「イチ・キュウ・マル・イチ(1901)」の愛称で呼ばれ、今は北九州市指定文化財(史跡)として操業当時の姿を残している。

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