長崎県 産業遺産
小菅修船場
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| 巻揚機小屋内部 |
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| 小菅修船場跡(1968年) |
事の起こりは1863年、生麦事件に端を発した薩英戦争にあった。
英国の圧倒的軍事力を痛感した薩摩藩は、その英国との関係を深め、先進技術習得にまい進。各藩が大型船の買い付けを進める中、海軍伝習場があった長崎に着目。同藩の小松帯刀(たてわき)、五代友厚は、資金を援助した英国商人グラバーと手を組み、小菅修船場を建設した。
各藩、所有した大型船の修繕ができない時代。ドックは「そろばんドック」と注目された。船を引き揚げる滑り台がそろばんに見えるからだ。満潮時に大型船を滑り台に乗せ、蒸気機関と巻き上げ機で引き上げる。咸臨丸など千隻を超える船がここで修繕された。
明治政府が買収した後は三菱に払い下げられ、戦前は魚雷艇、戦後は1953年まで漁船が建造された。
ドック正面の巻き上げ小屋は、現存する国内最古のレンガ建物。洋式造船所発祥の地だが、訪れる人は少ない。
=2005/5/7 西日本新聞朝刊掲載=




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