公開されている青蓮寺の阿弥陀三尊像。右から観音菩薩、阿弥陀如来、勢至菩薩の立像

公開されている青蓮寺の阿弥陀三尊像。右から観音菩薩、阿弥陀如来、勢至菩薩の立像

 九州国立博物館(太宰府市石坂4丁目)は、熊本県多良木町の青(しょう)蓮(れん)寺(じ)が所蔵する国重要文化財の阿(あ)弥(み)陀(だ)三尊像を、文化交流展示室で特別公開している。同寺以外での公開は初めてといい、4月13日まで。

 青蓮寺は713年前に創建された、中世の球磨地方を統治した相良氏の菩提寺。同寺の阿弥陀三尊像は、鎌倉時代を代表する仏師の1人、院玄の作(1295年)で、眉(び)目(もく)秀麗な作風でも知られている。

 阿弥陀三尊像は、阿弥陀如(にょ)来(らい)(98.5センチ)、観音菩(ぼ)薩(さつ)(62.5センチ)、勢(せい)至(し)菩薩(61.5センチ)の3体の立像。衣の部分に金(きん)箔(ぱく)を細かく切って張り付け、美しい文様を表現する装飾技法などが駆使されている。

 これまで、青蓮寺から一度も持ち出されたことはなかったが、九州国博が1月下旬から、一部破損した部分を修復し、像の保存状態などを診断していた。

=2008/03/07付 西日本新聞朝刊=