「百鬼夜行図」「一遍聖絵(ひじりえ)」など絵巻物の名宝を一堂に展示する「国宝 大絵巻展」(九州国立博物館、西日本新聞社など主催)が22日、福岡県太宰府市の九州国立博物館で開幕した。絵巻に焦点を当て、その魅力を紹介する特別展は九州初。会期は6月1日まで。

 絵巻は、長い紙に絵と詞(ことば)で物語を紡いだ日本独自の総合芸術。京都国立博物館の全面協力を得て、国宝9件・重要文化財14件を含む奈良時代から室町時代までの絵巻26件(約150場面)を、前期(4月28日まで)と後期(同29日から)に分け、展示替えして紹介する。

 純愛が起こす奇跡を描く「華厳宗祖師絵伝 義湘絵(ぎしょうえ)」、平安病気百科ともいえる「病草紙」などが人気を集めそうだ。

 オープニングセレモニーでは、九州国博の三輪嘉六館長が「王朝文化の代表である絵巻を楽しんでもらえるよう見やすく分かりやすい展示を工夫した。全部で150もの場面を見せる中身の濃い展示を堪能してほしい」とあいさつした。

 観覧料は一般1300円、高大生1000円、小中生600円。問い合わせはハローダイヤル=050(5542)8600。

=2008/03/22付 西日本新聞夕刊=