出勤前や休日、家の中にずっとメロディーが流れている

 出勤前や休日、家の中にずっとメロディーが流れている。ラジオやCDではない。家族の鼻歌だ。私以外は皆、いつも鼻歌を口ずさんでいる。機嫌が良い証拠でもあるからよいけれど、私は聞き役に徹してきた。

 でも最近、口ずさむ歌がある。山崎ハコさんの「気分を変えて」だ。1975年発表の歌を初めてちゃんと聴いたのは昨年秋。本紙文化面の随筆打ち合わせで上京の折、ハコさんからCDをいただいた。「歌も知らずに頼んだの?」といぶかる方もおられましょう。大分・日田出身、「織江の唄」はもちろん知っていたが、私が彼女に引かれたのは近年の映画女優としての存在感。今はCDを聞き込み、歌手としてのすごさも知った。

 「♪ゆううつな毎日をどうしよう~」と家で口ずさむのはためらいもあるが、気分が上がる。ハコさんの連載も終盤。「バイバイ」の最終回まで鼻歌交じりに楽しんでください。 (塚崎謙太郎)

=2018/02/04付 西日本新聞朝刊=

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