前方を走る車が信号もないのに突然道路の真ん中で止まる

 前方を走る車が信号もないのに突然道路の真ん中で止まる。「故障かな」と見ていると、おもむろに右折しながらウインカーを出し、対向車線を横切って駐車場に入る-。

 佐賀県内では、こんな場面をよく目にする。県警によるバス、タクシー運転手1555人への調査で、県民の運転マナーについて75・7%が「悪い」と回答。人口10万人当たりの人身事故件数は2012年から5年連続ワーストだ。

 一方で、転勤族に「住み続けたい」と思わせる魅力もある。野村総合研究所は昨年、100都市の比較調査で佐賀市を「都市の暮らしやすさ」で1位に選んだ。治安の良さや生活コストが評価され、「その通り」と膝を打った。

 今年は明治維新150年。県内では3月17日から「肥前さが幕末維新博覧会」が始まる。車で訪れる観光客が最初に触れる県民性は運転マナー。「また来たい」。そう思われる運転マナーの“維新”もまた必要だ。 (長田周三)

=2018/02/11付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]