▼値下げ,交通

交通量 5割超増も 1000円高速開始

 地方圏の路線を土日祝日に上限1000円で乗り放題とする大幅割引初日となった28日の高速道路は、全国で割引効果とみられる交通量の増加がみられた。懸念された自動料金収受システム(ETC)のトラブルや、大型連休中のような大きな渋滞はなかった。

 高速各社によると、同日午前零時-午後3時の交通量は前年同時期と比べ、岐阜県内の東海環状道と香川県内の高松道で52%、岡山県内の岡山道で49%の増加。九州内では九州道の熊本-植木インター間を最高に7-46%増えた。西日本高速道路九州支社は当初5%程度の増加を見込んでおり、「制度導入初日としては予想以上」(広報室)としている。2週間前の土日との比較では15-69%の増加だった。

 ただし、渋滞は高速各社とも「通常の土曜日と同程度」としており、事故によるものを除いて割引に伴う目立った渋滞はなかったという。

 高速各社はサービスエリア(SA)の駐車場の整理員を増やすなど、大型連休並みの態勢で臨んだ。九州道の宮原SA(熊本県氷川町)と大分道の玖珠SA(大分県玖珠町)には計13基のトイレを仮設。基山パーキングエリアでは長崎県の観光宣伝隊が家族連れにPR活動を行った。西日本高速は割引制度のガイドブック34万部を作ってSAなどで配布する。

 上限1000円の乗り放題は、ETCを利用する乗用車と二輪車が対象で、2011年3月末までの約2年間実施する予定。大都市圏(首都、阪神高速と周辺の一部区間)などは対象外で、別料金が必要となる。


=2009/03/29付 西日本新聞朝刊=

カテゴリの一覧

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]