▼値下げ,食料品

各スーパー 弁当安売り競争加速 200円台も続々 集客の呼び水に

 県内のスーパーで弁当の安売り競争が加速している。不況による消費者の節約志向を受け、総菜コーナーには200円台が続々と登場。メーンのおかずに副菜も入ったボリューム感が受けている。ただ、利益には結び付きにくく、集客力アップの材料として位置付けているケースが多いようだ。

 地場のスーパーモリナガ(佐賀市)は2月に「280円弁当」を導入した。従来の主力は400円前後だったが、トレーの仕入れなどを見直して100円以上値下げ。丼ものを含め20-30種類が店頭に並び、サラリーマンや主婦などさまざまな客層が購入している。

 全国展開の西友も4月から、県内の店舗で「和風煮物弁当」など3種類を298円で発売。子会社で材料を一括調達し、工場で効率生産して低価格を実現した。アスタラビスタ佐賀店やディスカウント店・トライアルの総菜コーナーは250円で提供する。

 ただ、安売り弁当は集客力アップのための呼び物としての側面が強いようだ。あるスーパーの担当者は「弁当では利益が出ない。まず店に来てもらい、ほかの商品に手を延ばしてもらわないと厳しい」と打ち明ける。

 景気回復の兆しはいまだ見えず、消費者の財布のひもは固いまま。大手の持ち帰り弁当チェーンも値下げに動いており、スーパーの弁当安売り競争はまだ続きそうだ。


=2009/05/13付 西日本新聞朝刊=

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