▲値上げ,その他

石化製品 続々値上げ 原油高騰が波及

 自動車や家電製品など幅広い分野に使われる石油化学製品の値上げが相次いでいる。原油価格の上昇が石化原料のナフサにも波及しているため。ガソリン価格もじりじりと上がっており、再び騰勢を強める原油市況の影響が広がってきた。
 
 三井化学と三菱化学のグループ各社は7月から、食品包装材に使うポリエチレンと自動車の内装などに使用するポリプロピレンを1キロ当たり20円以上引き上げる。上昇率は10―15%程度で、1年ぶりの値上げとなる。
 旭化成ケミカルズは自動車タイヤ原料の合成ゴムを7月から3―10%アップ。信越化学工業と東ソー子会社の大洋塩ビも水道管に使う塩化ビニール樹脂を値上げする。
 
 三井化学子会社のプライムポリマーによると、国産ナフサ価格は昨年7―9月の1キロリットル当たり8万5800円をピークに、ことし1―3月には2万7000円まで下落。昨年夏、1バレル=147ドルまで急騰した後、金融危機の深刻化で急落した原油価格(米国産標準油種、WTI)の影響を受けた。
 
 原油価格の反騰でナフサも再び上昇、「7―9月は4万円超まで上がる見通し」(業界関係者)だ。化学各社もコスト上昇には耐えきれず、値上げを求めることになった。


=2009/06/12付 西日本新聞朝刊=

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