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輸入小麦大幅値下げ 高騰前の水準回復 10月に25%程度 農水省

 農林水産省が製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を10月から、25%程度値下げすることが20日、分かった。政府関係者が明らかにした。国際相場の下落が要因。値下げは2期連続で、同省に記録が残る1970年以降では最大の下落幅、2年半ぶりに高騰前の水準に戻る。パンやめんなど小麦を原料に使う製品の値下げにつながりそうだ。
 
 同省は、有識者による検討会で価格決定ルールの見直し中ながら、10月は現行ルールを適用する方針。売り渡し価格は、同省が7月まで8カ月間の輸入価格の平均値を基に決める。6月まででは、主要5銘柄平均の1トン当たり価格が約4万8500円(現在6万4750円)と、2007年4月(4万8430円)と同水準になっている。
 
 売り渡し価格は年2回(4月と10月)の改定。07年4月に24年ぶりに値上げ(1・3%)されたのを皮切りに、同10月に10%、08年4月に30%、同10月に10%と続けて上昇。今年4月は、世界的な増産や景気後退の影響で14・8%減と下落に転じた。
 
 小麦価格は、世界的な不作や投機資金の流入などで06年秋から高騰し、ピークの08年2月には、シカゴ相場で1トン当たり470ドル30セントとなった。最近は価格が落ち着き、14日時点では1トン当たり177ドルとなっている。


=2009/08/21付 西日本新聞朝刊=

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