▲値上げ,その他

輸入石炭13%値上げ 国内鉄鋼大手 資源大手と合意 7―9月

 国内の鉄鋼大手が、原料用石炭の7―9月の輸入価格について、4―6月に比べ約13%値上げで英オーストラリア系資源大手のBHPビリトンと合意したことが31日、分かった。中国の需要拡大を背景に価格の上昇が続いている。

 7―9月の鉄鋼原料は、鉄鉱石(オーストラリア産)も4―6月比で30%以上高い1トン当たり160ドル(約1万4500円)程度に値上がりする見通しで、原料炭と鉄鉱石の価格がこのままの水準で推移すると、国内鉄鋼業界の2010年度の原料コストは09年度比で約2兆円増加し、各社の経営を圧迫することになる。

 鉄鋼各社は4月以降の原料価格急騰を受け、自動車大手などと4―6月の鋼材価格を1トン当たり1万5千円程度値上げする方向で交渉中。7月以降のさらなる原料値上げを踏まえ、鋼材もさらに1万円程度の追加値上げを要請する構えだが、交渉は難航しそうだ。

 13%アップの1トン当たり225ドルで決着したのは「強粘結炭」と呼ばれる高級石炭。年間固定価格で購入した09年度に比べると、約74%の大幅値上げとなる。


=2010/06/01付 西日本新聞朝刊=

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