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国民年金保険料 初減額 デフレ影響 月1万5020円に 11年度

 2011年度の国民年金の保険料が、10年度の月額1万5100円から80円引き下げられ、1万5020円となることが12日、分かった。国民年金の保険料引き下げは1961年度の同制度開始以来初めて。長引く賃金デフレが影響した。

 国民年金の保険料は17年度まで毎年4月に280円ずつ引き上げることが、04年の年金改革で決まっている。ただ「280円」は04年時点の物価水準に基づく指標。実際の改定額は、各年度の2年前の物価や賃金の伸びに応じて調整する仕組みだ。

 初の引き下げとなる11年度は、09年の全国消費者物価指数(生鮮食品を含む)が、リーマン・ショックや原油価格の下落などで前年比マイナス1・4%と大幅に低下したことが影響。全国平均の賃金も伸びなかった。

 10年度は石油高騰による物価上昇などを受け440円引き上げていた。
 一方、厚生年金の保険料率は毎年0・354%(労使折半)ずつ引き上げられることが決まっており、物価変動は影響しない。11年9月分(10月納付分)以降、16・058%から16・412%に上昇する。

 デフレの年金への影響をめぐっては、11年度の支給額について5年ぶりに0・3%程度減額する方針が決まっている。国民年金では月約200円の引き下げとなる見通し。


=2011/01/13付 西日本新聞朝刊=

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