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九電、西部ガス 値上げ2ヵ月連続 4月料金 原油、LNG高騰で

 九州電力と西部ガスは25日、原油や液化天然ガス(LNG)などの燃料価格の変動を反映させる原・燃料費調整制度に基づき、4月分の電気・ガス料金を発表した。原油価格上昇の影響が大きく、ともに2カ月連続の値上げとなる。

 4月分の燃料費調整は昨年11月―今年1月の燃料価格を基に算定。最近の中東情勢の緊迫化で、足元の原油価格はさらに高騰しているため、今後も電気・ガス料金の値上げが続く見通しだ。

 4月分料金は、電力・ガス大手全社で値上げ調整される。九電の電気料金は、月300キロワット時使うモデル家庭で6268円となり、前月比39円の値上げ。このうち、すべての電気利用者に4月分から上乗せされる太陽光発電促進付加金分が、全国で最も高い21円を占める。九電は原油を燃料に使う比率が低いため、燃料費調整による値上げ幅18円は、全国で最も小さくなった。

 西部ガスのガス料金は月23立方メートル使う標準家庭の場合、同24円値上げの5666円。

 九電の真部利応社長は同日の会見で、原油価格高騰の影響について「今後、燃料だけでなく資材にも影響が出ると懸念している」とした上で、「輸出が回復傾向にあるが、大口電力需要の増勢が先々続くかどうか」と述べ、九州経済全体に悪影響を及ぼすリスクが高まっているとの認識を示した。


=2011/02/26付 西日本新聞朝刊=

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