▲値上げ,生活

UR5年ぶり 家賃を値上げ 割安の7万8千戸

 独立行政法人都市再生機構(UR)は2日、運営する賃貸住宅約76万戸のうち、周辺の民間相場に比べ割安に設定されている約7万8千戸の家賃について、5年ぶりに引き上げると発表した。平均値上げ額は月約千円で、4月から適用予定だったが、景気低迷に伴う負担軽減のため9月までは現行額を据え置き、10月から半額、来年4月から全額引き上げる。

 値上げ対象は、周辺相場より安価な家賃となっている1999年以前からの入居者世帯が中心。引き上げ幅は500―8700円で、平均の月額家賃は6万1千円。

 低所得の高齢者、母子、子育て、障害者、生活保護世帯については特別措置を講じ、実質的に据え置きとする。また家賃が周辺相場を上回っている約5千戸では平均約3800円を引き下げる。

 UR賃貸住宅の家賃はもともと民間より安価だったが、99年に値上げ。それ以前の入居者世帯には、激変緩和措置として2000年から3年ごとに一定額を引き上げることにしている。しかし改定予定だった09年は、景気低迷を踏まえた国土交通省の要請を受け、値上げを見送っていた。


=2011/03/03付 西日本新聞朝刊=

カテゴリの一覧

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]