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西部ガス 10月に値下げへ 3年ぶり改定方針 熱量変更、コスト削減

 西部ガスは31日、今年10月をめどに料金の値下げ改定を行う方針を明らかにした。都市ガス中の液化石油ガス(LPG)使用量を減らしてコスト削減するほか、福岡県大牟田市で新工場が完成し、天然ガスの原料をLPGより安価な液化天然ガス(LNG)に切り替えられることなどから、燃料単価が下がる見通しとなったため。値下げ幅は未定。

 燃料価格の変動を毎月の料金に反映させる国の原料費調整制度とは異なる本格改定。2008年11月以来、約3年ぶりの値下げとなる。

 ただ足元は、不安定な中東・北アフリカ情勢などでLNGやLPGが高騰し、3月分料金から3カ月連続で値上げ調整されている。今後も燃料価格高騰が見込まれ、値下げの恩恵は限定的になりそうだ。

 都市ガスは、熱量を高めるためLPGを天然ガスに混ぜて供給している。同社はこの日、LPG使用量を半分に減らす熱量変更を、供給区域全域で10月に行うと発表。この結果、年間約2億円の費用削減効果が生まれるという。低い熱量のLNG輸入が近年主流になり、LPGのコストが上昇していたため、熱量変更に踏み切った。

 熱量変更しても、影響はごく一部の工業用空調機器など限定的で、家庭のガス機器は従来通り使えるという。


=2011/04/01付 西日本新聞朝刊=

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