▼値下げ,食料品

初の3ヵ月連続 牛丼業界、競争再燃も

 6月も牛丼値下げ競争が熱を帯びるか-。「すき家」を展開するゼンショーは23日、全店で「牛丼」並盛りを30円安い250円で販売すると発表した。24日から30日まで。3カ月連続の値引きは初めてといい、「夏場に向けて弾みをつけたい」(広報担当)と気勢を上げている。

 ライバルの吉野家は牛丼並盛りを380円、松屋は牛めし並盛りを320円で提供。いずれも、すき家が売ったけんかに冷静さを装っているが、あらためて値下げ合戦に入る可能性もある。

 吉野家を展開する吉野家ホールディングスは値下げの可能性について「販売計画は年間で立てている。他社を見て動くことはない」と冷ややか。だが近年は、すき家や松屋に客を奪われ苦戦。4、5月にも値下げに踏み切っており、実質的には価格競争から距離を置く姿勢を変えている。

 松屋を運営する松屋フーズも「近々値下げする予定はない。牛めし以外の夏向け商品でも勝負している」と強調。ただ、5月には牛めし80円引きで客足が伸びただけに、すき家の後追いもありそうだ。

 外食チェーンが加入する日本フードサービス協会は「今の経済状況で当面は値下げ競争が続く」とみている。

=2011/06/24付 西日本新聞朝刊=

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