▲値上げ,食料品

ちゃんぽん 再値上げへ リンガーハット 小麦を完全国産化

 外食チェーンのリンガーハット(福岡市)は19日、西日本エリアで展開するちゃんぽん店(197店舗)の皿うどんの揚げ麺に使う小麦を完全国産化するなど、食材の一部を変更し、麺類を10―40円値上げすると発表した。同社は、2009年10月にも野菜の完全国産化に合わせて値上げしているが、「消費者は品質のよいものを求めており、価格面でも割安感を失っていない」として、外食産業の低価格競争とは一線を画す戦略を鮮明にした。

 食材の変更と価格改定(8品目)は25日から実施する。小麦の完全国産化のほか、ちゃんぽんと皿うどんの共通食材のイカ(北海道・函館産)を、魚のすり身にイカや野菜を練り込んだ「揚げかまぼこ」に変えるなどする。主力メニューの「長崎ちゃんぽん」は490円が500円になる。

 同社は「揚げかまぼこの製造ライン新設や小麦の完全国産化で経費が上がり、自社努力だけでは経費上昇分をまかなえなかった」としている。

 同社は、ちゃんぽん事業の不振などで、09年2月期連結決算の純損益は過去最大の約24億円の赤字を計上した。こうした事情から「専門店として品質を重視する」方針を掲げ、野菜の完全国産化などを実施。値上げにもかかわらず家族客が増え、10年2月期連結決算は2年ぶりに純損益が黒字転換している。


=2011/08/20付 西日本新聞朝刊=

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