▲値上げ,生活

福岡県大牟田市 介護保険料4割値上げ 4月から 高齢化進み基金が底

 大牟田市は、65歳以上の市民が負担する介護保険料を新年度から約4割引き上げる方針を固めた。急激な高齢化の進展と保険料の値上げを回避するために設けた市の準備基金が底をついたことなどが主因。市議会2月定例会(16日開会予定)に関係条例の改正案を提案する。実施されれば、引き上げは9年ぶりとなる。

 介護保険料は、3年ごとに各自治体が作る事業計画の中で定めており、市は2012-14年度の事業計画案をまとめた。それによると、介護サービスを受ける65歳以上の基準月額は現行の3890円から5480円に約41%引き上げる。

 市長寿社会推進課によると、昨年10月現在の同市の65歳以上の高齢者は3万7201人。高齢化率は29・8%で全国平均(23・2%)を大きく上回る。市の介護認定者の割合は19・6%で、08年10月に比べて2・2ポイント上昇、介護給付費も08年度の97億円から11年度は115億円を超える見通しで、今後もこの傾向は続くと市はみている。

 次期事業計画案では、3年前の計画策定時にあった準備基金(約7億7千万円)や国の交付金がなくなったことに加え、介護報酬や被保険者の負担率改定が重なり、値上げが避けられなくなったという。

 市は23-31日、8カ所の地区公民館などで説明会を開く。

=2012/01/21付 西日本新聞朝刊=

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