▼値下げ,食料品

小麦価格15%引き下げ 2年ぶり4月から 小売り商品値下げも

 農林水産省は22日、輸入小麦の政府売り渡し価格を4月から主要5銘柄の平均で15%引き下げ、1トン当たり4万8780円にすると発表した。国際相場が下がったことや、円高の進行で政府の買い付け価格を低く抑えられたことを反映させた。

 製粉会社などへの売り渡し価格は過去半年間の買い付け価格を基に、4月と10月の年2回見直している。値下げは2010年度上半期(4―9月)に5%下げて以来、2年ぶり。引き下げ幅は09年度下半期の23%以来の大きさとなった。

 製粉各社は「今回の改定を価格に反映できるよう取り組みたい」(日清製粉グループ本社)としており、家庭用小麦粉やパスタなどの小売商品が値下げされる可能性もある。

 小麦の国際相場は新興国の需要拡大で底堅く推移している。ただ、主要産地のオーストラリアが豊作だったことなどで在庫が増え、前期に比べて下落した。
 買い付け価格に影響する円相場が平均で1ドル=約78円と前期に比べて4円程度円高が進んだことも、売り渡し価格の引き下げにつながった。


=2012/02/23付 西日本新聞朝刊=

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