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太陽光、価格下げへ 電力買い取り 新年度、約1割

 茂木敏充経済産業相は21日、東京都内で記者会見し、再生可能エネルギーの普及を促す固定価格買い取り制度で、太陽光発電の買い取り価格を、2012年度の1キロワット時当たり42円から13年度は「30円台後半に引き下げることができる」との見通しを示した。経産省は12年度より約1割安い37~38円前後に設定する方向で検討に入った。

 経産省によると、同制度に伴う電気料金への上乗せ額(全国平均)は、月7千円の電気料金を支払っている家庭で、12年度の87円から13年度は100円程度に増える見通し。電力会社が買い取る電力が増加していくことが理由だ。

 経産相は会見で「太陽光発電設備の価格は相当程度下がってきている」と指摘。「委員会で審議いただくが、引き下げの方向で検討することになる」と述べた。3月ごろに価格を正式決定する。

 政府は12年7月、再生エネによる電力を電力会社に決まった価格ですべて買い取らせる制度を開始。高めに価格が設定された太陽光は順調に導入が進んでいるが、価格引き下げで新規参入が減速する可能性もある。

 太陽光以外の風力、地熱発電などは導入実績が少ないためコスト比較が難しく、13年度の価格は据え置く方向。

 経産省は21日、13年度の価格を検討する委員会の初会合を開き、発電コストを公表。規模が大きい「住宅以外」の太陽光設備のコストは、11年度と12年10月以降の比較で約14%低下していた。


=2013/01/22付 西日本新聞朝刊=

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