▲値上げ,酒類

佐賀県産日本酒値上げ 一升瓶約100円 電気代値上げ受け メーカー9社方針

 佐賀県内の酒造会社の約3分の1に当たる9社が4~5月、日本酒の希望小売価格を値上げすることが6日、分かった。生産コスト上昇に加えて電気料金値上げなどが追い打ちを掛けた。一般的な「上撰(じょうせん)」(旧1級酒)の一升(1・8リットル)瓶で100円前後の値上がりとなり、左党には厳しい春となる。

 値上げに踏み切るのは、県内29社のうち窓乃梅酒造(佐賀市)、天吹酒造(みやき町)など。「吟醸肥前杜氏(とうじ)」を製造する大和酒造(佐賀市)は一律5・6%値上げ。上撰酒の一升瓶は現行の1798円が4月以降、1898円(ともに税別)に。他社の大半の上撰酒も同価格になるという。

 世界的な穀物価格の高騰や、産地の明記を義務付けた米トレーサビリティー法導入に伴う国産米の需要増により、酒米の値段が年5~6%ずつ上昇。蒸し器などの稼働に必要な重油価格が高止まりしていることも値上げの要因という。

 大和酒造は、人件費や燃料費節減を続けてきたが、4月からの電気料金値上げを受けて「これ以上は限界」と値上げに踏み切ることを決めた。北島恭一社長は「品質を守るための苦渋の決断。佐賀酒ファンの皆さまにはご理解いただきたい」と話した。

=2013/03/07付 西日本新聞朝刊=

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