▲値上げ,生活

ティッシュ値上げへ 円安で原料が高騰

 製紙大手の日本製紙や王子製紙は8日、ティッシュやトイレットペーパーなど家庭紙の値上げに向け、スーパーなどと価格交渉を進めていることを明らかにした。急速に進んだ円安で原料のパルプや木材チップの輸入価格が高騰しているためで、今後、店頭価格に反映される可能性がある。

 家庭紙を扱う日本製紙の子会社「日本製紙クレシア」は、1日以降の出荷分について15%以上の値上げを目指す。王子製紙も同様に10~15%の値上げを求める方針。両社とも円安によりドル建てで東南アジアやブラジルから輸入している原材料の価格が上がり、収益が圧迫されているという。

 王子製紙は1ドル当たり1円の円安で本業のもうけを示す営業利益が約4億円目減りする。これまではスーパーなど安売りを推し進める流通各社の反発を考慮し、価格転嫁は見送ってきた。

 SMBC日興証券の岡芹弘幸シニアアナリストは「製紙業界はシェア争いが激化しており、家庭紙の価格は長く低迷してきた。今後も値上がりが続くとは限らない」と指摘している。

=2013/04/09付 西日本新聞朝刊=

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