▲値上げ,生活

九電あす料金値上げ 使用量多いほど上げ幅大

 九州電力は5月1日から、家庭向け電気料金を値上げする。東京電力福島第1原発事故の影響で原発を運転できず赤字経営に陥っているためで、政府の認可を得た本格的な値上げは33年ぶり。認可が必要ない企業向け電気料金は4月から先行値上げした。

 値上げ幅は平均6・23%で、九電が申請した8・51%から2ポイント以上圧縮された。電気料金の単価は使用量が増えるほど高くなるため、オール電化など使用量が多い世帯ほど、値上げ幅は大きくなる。

 申請段階で九電は値上げで年間約1500億円の増収を見込んでいたが、値上げ幅圧縮や値上げの遅れで、2013年度の増収効果は1150億円程度にとどまる見込み。7月に運転再開すると想定した川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機の再稼働が遅れれば、肩代わりする火力発電の燃料費などで1カ月で約200億円のコスト増になり、収支改善効果は小さくなる。再稼働が大きく遅れれば、再値上げに踏み切る可能性もある。

=2013/04/30付 西日本新聞朝刊=

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