▲値上げ,その他

自動車保険値上げへ 損保大手 高齢者事故で収支悪化

 三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は20日、任意の自動車保険の保険料を10月1日から平均1・7%と平均1%強それぞれ値上げする方針を決めた。高齢者による事故増加などで収支が悪化しているためだ。東京海上日動火災保険も秋にも引き上げることを検討しており、自動車ユーザーの負担増は避けられそうにない。

 自動車保険の保険料では、損保ジャパンと日本興亜損害保険が既に4月から平均2%の値上げを実施した。保険料収入全体の約半分を占める損保各社の主力商品だが、収支は赤字が続く。各社は値上げにより黒字化を図る。

 値上げ率はケースにより異なるが、三井住友海上の場合、35歳で無事故による割引率が最も高い20等級では、普通車の保険料は現在の年6万8050円から1370円上昇するという。

 収支の悪化は、高齢運転者の事故が増え、保険金支払いが膨らんでいることが主因。若者が車に関心を持たない「車離れ」により保険料収入も頭打ちで、自動車の電子化に伴い修理費が高額化していることも背景にはある。

 各社は値上げと同時に「修理の際、中古部品を活用する」(東京海上)などの支払い抑制策やコスト削減にも力を入れる方針だ。


=2013/05/21付 西日本新聞朝刊=

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