▲値上げ

住宅ローン金利 今月も上昇 大手4行 0.2%上げ

 三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行など大手5行が6月から適用する住宅ローン金利が31日、出そろった。固定型10年の最優遇金利はみずほ銀行、りそな銀行を含む4行が前月比0・2%引き上げ、1・6%とした。金利の引き上げは2カ月連続。5月に金利を据え置いた三井住友信託銀行も、0・3%引き上げて1・45%とする。

 住宅ローンの固定型10年は、長期金利を参考に毎月見直す。今回は長期金利が23日に一時1%へ急上昇したため、各行とも引き上げを決めた。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」に伴う大規模金融緩和で、日銀が大量の国債を購入したことにより「国債市場の需給がゆがみ、金利上昇を引き起こした」(大手行)との声も出ている。

 固定型10年で1%台半ばなら歴史的に見れば低水準だが、金利上昇が続くと住宅の購入意欲をそぎ、消費を冷え込ませる恐れもある。

 一方、変動金利は三井住友信託銀が0・775%、他4行は0・875%で据え置き。変動金利は短期金利に連動するが、日銀は金融緩和で短期金利をゼロ近辺に抑え込んでいる。各行は「日銀が長期金利の抑え込みに苦戦し固定型は上昇、変動金利は固定化する状況が続く」との見方を強める。

 三井住友信託銀を除く4行の固定型10年は2012年12月に過去最低水準の1・3%となり、その後、じわじわと上昇。みずほ銀行は変動金利を12年4月から、やはり最低水準の0・875%で据え置いている。

=2013/06/01付 西日本新聞朝刊=

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