▲値上げ,生活,食料品

値上げ、節電...7月スタート 我慢の夏 元祖長浜屋 1杯500円に ほか

 2013年の折り返しとなる7月がスタート。円安傾向や原材料の高騰のあおりを受け、食料品が本格値上げ。福岡県内では、替え玉ラーメン発祥の店という福岡市の「元祖長浜屋」が16年ぶりの値上げに踏み切った。夏の電力需要期を迎えた節電要請期間も始まり、生活者にとっては我慢の真夏となりそうだ。

 ●元祖長浜屋 1杯500円に

 ▼ラーメン
 1952年創業の博多ラーメンの老舗「元祖長浜屋」=福岡市中央区長浜2丁目=は1日、1杯400円だったラーメンを500円に値上げした。安倍政権の経済政策「アベノミクス」による円安傾向で、原材料に使う輸入の小麦や食用油の価格が高騰したことが要因という。

 値上げは1997年以来、16年ぶり。2008年に50円から100円にした替え玉と替え肉の価格は据え置く。

 6月下旬から店先には「価格変更のお知らせ」と題した案内を掲示。この日の午前4時の開店前には、食券販売機のラーメンの価格設定を500円にするなど、店は準備に追われた。

 山本和子社長(63)は「お客さんの懐が痛むし、苦渋の決断だが、上げざるを得なかった」と打ち明けた。

 所用で福岡市を訪れた際には、必ず立ち寄るという北九州市八幡西区の自営業、秋田浩一さん(37)は「400円は安いと思っていた。値上げは仕方がない。これからも通います」。別の男性は「値上げは知らなかった。替え玉してもワンコイン(500円)だったのに」と残念そうな表情を浮かべていた。

 周辺には「長浜」の名のついたラーメン店が軒を並べる。ある店の関係者は「現時点では値上げを考えていないが、小麦の価格が上がり続ければ検討せざるを得ない」と話している。

 ●街頭で節電を呼びかけ

▼九電
 節電要請初日の1日、九州電力は福岡市や北九州市の繁華街で節電を呼び掛ける街頭キャンペーンを実施。このうち、福岡市・天神の新天町商店街では約30人がチラシを買い物客らに手渡し、協力を求めた。 

 キャンペーンは、九電と九州経済産業局などが企画した。今夏は、最低限必要とされる供給予備率3%をギリギリで確保したため数値目標は見送ったが、一定の節電効果を前提としており、市民や企業の協力が鍵となっている。

 節電要請期間は9月30日までの3カ月間、お盆(8月13~15日)を除く平日午前9時~午後8時。九電は「需要が増える午後1~同5時に重点的にお願いしたい」としている。九電は電力の需給見通しや使用状況をまとめた「でんき予報」をホームページに掲載している。 
=2013/07/01付 西日本新聞夕刊=

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