▲値上げ,交通

ガソリン高騰 お盆直撃 2週連続160円超え 「帰省をためらう」

 家族旅行などで車を使うことの多い夏場を、ガソリン価格の高騰が襲っている。経済産業省資源エネルギー庁が14日発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格(12日時点)は1リットル当たり160円20銭で、前週(5日)から10銭の上昇。値上がりは6週連続、2週続けて160円台の高値となり、お盆の帰省客からは恨み言も聞かれた。

 都道府県別では37府県で値上がり。値上がり幅は1円30銭の愛媛が最大で、90銭の沖縄、70銭の岐阜と宮崎が続く。

 この日、広島県福山市から大分市まで車で帰省した公務員栗林佑介さん(23)は就職後初めての古里。「ガソリン代が約6千円かかった。もっと頻繁に帰りたいけど、こう高いと、帰省もためらう」と困り顔だった。

 ガソリンスタンドも頭を抱える。帰省シーズンに伴い、県外ナンバーの客が増えた福岡市中央区の西公園SSの金子憲一郎所長(43)は「この時期、値上げするのは心苦しいが、値上げしないと経営が成り立たない」とため息をもらした。

 毎日片道1時間かけて福岡市へ車通勤している佐賀県唐津市の男性会社員(42)は「生活する上で車は手放せない。値上げは困るが、仕方ない」と諦め気味だった。

 ガソリン価格は、石油元売り各社がエジプト情勢や円安から卸売価格を引き上げ、小売価格に転嫁される動きが続いている。値上がり幅は前週(1円30銭)より縮小しており、調査を担当した石油情報センターは「原油相場は下落傾向。夏の行楽もピークを越すため、来週以降は値下がりか横ばいになるのではないか」と予測している。

 九州各県のレギュラー平均価格は福岡161円60銭(20銭高)▽佐賀164円60銭(10銭高)▽長崎165円70銭(60銭高)▽熊本160円20銭(20銭高)▽大分163円20銭(20銭高)▽宮崎160円(70銭高)▽鹿児島165円20銭(30銭高)。

=2013/08/15付 西日本新聞朝刊=

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