▲値上げ,その他,交通,生活

増税 九州の暮らしは 電気 5月から355円増も 100円バス継続 ATM手数料も引き上げ

 4月1日、消費税が5%から8%に引き上げられると、暮らしのあらゆる場面で負担増となる。消費税の引き上げは17年ぶり。九州では公共料金やモノ、サービスの値段はどう変わるのか、あらためてまとめた。 

 ■電気、ガス

 電気、ガス料金は5月分から増税分が上乗せされる。検針日の1カ月前までが料金算定対象のためで4月検針分は一部3月の使用分を含むため5%のまま。4月に新たに契約する場合は最初から8%が適用される。

 電気、ガスは円安もあって天然ガスなど原料輸入価格が上昇し、このところ、値上げが続く。これに増税が加わり、5月分では、九州電力の電気代が標準家庭で4月分から355円増えて7597円。西部ガスのガス代は199円増の6463円となる。

 ■交通

 鉄道では、JR九州が初乗りの160円を据え置き、現行の200~450円区間は10円、540~820円区間は20円、などと値上げする。西日本鉄道は190~550円区間が10円、600~千円の区間は20円高くなる。路線バスのうち、西鉄や北九州市営バスなどは初乗りを10円引き上げ。現在の運賃に応じて値上げ幅を決めている。西鉄が福岡、北九州両市で運行する100円バスは運賃を据え置く。

 多くのタクシー会社は、4月1日から、初乗り運賃を10円または20円上げる。福岡都市圏では1・2キロまでの初乗り550円の事業者が多いが、4月1日以降は初乗り570円になり、距離は6メートル短くなる。

 ■通信、金融

 NTTの固定電話は、5月分から8%を適用。公衆電話は10円で通話できる時間を短縮。現在は60秒通話できる市内(区域内)通話は57・5秒に短くなる。

 携帯電話はNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)の大手3社が、4月1日利用分から8%を料金に適用する。携帯本体の分割支払金は、3月末までに購入すれば4月以降も変更されない。

 福岡銀行や西日本シティ銀行は、現金自動預払機(ATM)の時間外手数料を105円から108円、コンビニ内のATMの時間外手数料も210円から216円に引き上げる。

 ATMでの振り込みは午後3時以降は翌営業日扱いになるが、手数料は3月31日は現行のまま。コンビニATMでの引き出しは4月1日午前0時から増税転嫁後の手数料が適用される。

 ■流通

 増税分を転嫁する店が多いが、一部商品の値下げに踏み切る店もある。注意が必要なのが価格表示の仕方。時限措置で認められた本体価格のみの「税抜き」にする店もあり、従来の消費税込みの「総額」、税抜きと総額の「併記」と合わせ、当面3種類が混在する。

 飲料大手は、自動販売機で販売する大半の商品を10円値上げする。コカ・コーラウエストは九州から関西までに約31万台の自販機があり、4月1日から従業員が自販機を回り、手作業で値段の設定を変える。作業終了に約1カ月間かかるため、自販機によって価格が異なる状況になるという。

=2014/03/31付 西日本新聞朝刊=

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