▲値上げ,食料品

チョコ、ハム値上げ拡大 カカオ豆など原料高騰

 チョコレート菓子やハム、バターなどの加工食品に値上げの動きが広がってきた。明治や森永製菓は板チョコなどを7月以降、価格を据え置いて容量を減らす「実質値上げ」に踏み切る。日本ハムや伊藤ハムは価格を平均10%引き上げる。

 原料のカカオ豆や豚肉などの価格が、新興国の需要拡大で高騰しているため。4月には消費税率が上がり、ガソリン価格の高騰も続いている。家計の負担はじわりと重くなりそうだ。

 明治は板チョコ「ミルクチョコレート」を55グラムから50グラムに減らすなど、計10品目の容量を約4~9%減らす。森永もチョコレート菓子の「チョコボール」など14品目を4~8%減量する。

 カカオ豆や牛乳などが高騰し、メーカーは経営努力で吸収するのは限界があると判断した。ロングセラーの人気商品は少し小ぶりになる。

 ▼カカオ豆の高騰 インドや中国など新興国の経済成長でチョコレート消費が増え、原材料のカカオ豆の価格は上昇を続けている。国際機関の統計によると、5月の価格は前年同月と比べ約30%上昇。世界的な異常気象を引き起こす「エルニーニョ現象」により、生産量が減少する不安も強い。主要生産地の西アフリカが天候不順となれば、一段と値上がりする可能性が高い。

=2014/06/22付 西日本新聞朝刊=

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