▲値上げ,食料品

円安 食品1000品目値上げ NY円続落、一時121円台 年明けから、家計を直撃

 食品メーカー各社は来年1月以降、即席麺や冷凍食品、アイスクリームなどの値上げに踏み切る。各社の5日までの発表では対象は計約千品目に上る。1ドル=121円台と約7年4カ月ぶりの円安水準となり、肉や魚介類、乳製品などの輸入食材や包装材の価格上昇を企業努力で吸収するのは難しいと判断した。

 年明けから幅広い品目の値上げが家計を直撃するのは避けられず、生活防衛の意識が強まりそうだ。アベノミクスは輸出企業の業績改善を後押ししたが、円安を原因とする中小企業の倒産が増え始めており、負の側面が目立ってきた。

 主な食品メーカー17社が今年9月以降に発表した商品を集計した。カップ麺、カレールウ、レトルト食品、パスタ、菜種・大豆油、ティーバッグなど幅広い食品が対象となった。中心的な値上げ幅は3~10%だ。

 計約千品目のうちカップ麺、即席麺が全体の半分程度を占める。冷凍食品が約200品目、アイスクリームが約100品目と続く。商品名が同じでも容量の違いにより、複数の品目となっているものもある。

 明治や江崎グリコがアイス菓子を、ハウス食品がカレールウの値上げに踏み切るのは、それぞれ約7年ぶりとなる。三井農林は「日東紅茶」のティーバッグの価格を約16年半ぶりに引き上げる。

 食品メーカーの多くは円相場を1ドル=105~110円と想定していた。現在の円安水準は予想を超えており、「価格を据え置いて内容量を減らすだけでは対応しきれない」(菓子メーカー関係者)との声が上がる。

=2014/12/06付 西日本新聞朝刊=

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