▲値上げ,食料品

吉野家 牛丼並80円値上げ 米産肉高騰、業界モ~限界

 吉野家の河村泰貴社長は9日記者会見し、牛丼並盛りを300円から380円に値上げすると発表した。河村社長は「米国産牛肉の高騰が原因だ」と説明した。円安の進行も食材の調達費の増加につながっており、すき家は追随を検討し、松屋は実質的な値上げを進める。安さと手軽さが人気の牛丼チェーンで、価格上昇の動きが広がってきた。

 吉野家は17日の午後3時から値上げを実施する。牛丼13品、カルビ丼5品、定食7品の計25品目を対象とする。値上げ幅は30~120円になる。10月29日に発売した「牛すき鍋膳」は630円のまま価格を据え置く。

 吉野家は値上げを見送れば2015年度に約100億円の費用を負担することになると予測する。河村社長は「もはや企業努力では補えない。苦渋の決断だ」と理解を求めた。米国産牛肉の10月の取引価格は1キロ当たり千円を超え、過去最高の水準に達していると強調した。

 吉野家は4月に価格を見直しており、1年間に値上げを2回するのは初めて。並盛りの値上げ幅は80円。04~06年の牛海綿状脳症(BSE)問題による販売休止期間を挟み、価格を280円から380円にしたことを除き、最大となる。

 すき家を運営するゼンショーホールディングスは、牛丼並盛りをことし8月に270円から291円にしたが、さらなる値上げを検討している。

=2014/12/10付 西日本新聞朝刊=

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