▲値上げ,食料品

牛丼低価格競争に幕 すき家も並盛り300円台

 牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは2日、牛丼の並盛りを15日から350円に値上げすると発表した。現在は291円で販売しており、59円の値上げになる。人件費や原材料価格の上昇を背景に牛丼チェーンは相次ぎ値上げに踏み切っており、デフレの象徴だった牛丼の低価格競争に幕が下りる。

 すき家の値上げは昨年8月以来で、沖縄県以外の全国の店舗が対象になる。値上げに伴い、並盛りで使う牛肉を20%程度増量する。ネギやチーズなどのトッピングは値下げする。値上げ分の一部はアルバイトの労働環境の改善に充てる。

 「吉野家」や「松屋」に続き、「すき家」が値上げすることで、牛丼並盛りの価格は3社とも300円台が中心になる。2014年3月時点では3社とも280円まで下がっていた。

 昨年4月の消費税増税の際には、吉野家が300円、松屋は290円と、増税分をやや上回る値上げを実施。すき家は270円に引き下げる"逆張り"戦略で顧客獲得を狙ったが、人手不足による人件費の上昇に対応するため、昨年8月に291円に引き上げた。

 松屋は昨年7月に一部店舗を除き並盛りを380円に。吉野家は昨年12月に380円に引き上げた。

=2015/04/03付 西日本新聞朝刊=

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