▲値上げ,その他

長崎 国宝の大浦天主堂 拝観料 7月値上げ 大人300円→600円 教会群保全費確保で

 長崎市南山手の国宝、大浦天主堂が7月1日から大人の拝観料を300円から600円に値上げする。大浦天主堂が含まれる「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は来年の世界文化遺産登録を目指しており、教会群の施設保全に活用する費用を確保することが目的。大浦天主堂を所有するカトリック長崎大司教区は教会群を守るための基金創設も検討している。

 大司教区は教会群を構成する14資産のうち7教会を所有。大浦天主堂を除く6教会は、日頃から葬式やミサで使われており、拝観料は取っていないが、世界遺産登録が実現すれば、観光客が増え、資産の保全も必要になる。天主堂の拝観料の引き上げで、所有する7教会の保全費の一部をまかないたい考えだ。

 実際、7教会の一つ、佐世保市の黒島天主堂は地盤沈下の影響で改修が検討され、多額の費用が予想される。大司教区は「大浦天主堂の値上げだけで保全費を確保できるかは疑問。文化財保護のための基金の創設も考えたい」という。

 新拝観料は中高生400円(現在250円)、小学生300円(同200円)。現在は30人以上の団体割引の対象は20人以上となり、大人500円(同250円)、中高生300円(同200円)、小学生200円(同150円)になる。

 大浦天主堂は現存する日本最古のキリスト教会。昨年、約55万人が訪れた。大司教区は「文化財保護の観点からも支援していただきたい」としている。

=2015/06/26付 西日本新聞朝刊=

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