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ゆうちょ銀 金利下げ マイナス金利受け 定額貯金、年0.025%

 ゆうちょ銀行は8日、日銀のマイナス金利導入決定を受け、貯金の金利を引き下げると発表した。みずほ銀行も同日、2営業日連続で定期預金の金利を引き下げると決定。資産運用会社の日興アセットマネジメントは、安全で比較的利回りが高い投資信託のMMF(マネー・マネジメント・ファンド)の運用を終了し顧客に資金を返すと発表するなど、一部の地方銀行や大手銀行で始まった利下げの動きがさらに拡大した。 

 ゆうちょ銀の金利引き下げは9日から適用。預入金額が最も多い「定額貯金」の金利は、預入期間6カ月以上3年未満が年0・035%、3年以上が0・04%だったが、全期間で0・025%になる。出し入れしやすい「通常貯金」は0・03%から0・02%。全ての貯金の金利が、2007年の民営化以降で過去最低となる。

 マイナス金利導入決定後、長期金利の代表的な指標である新発10年物国債利回りは、過去最低水準まで低下。ゆうちょ銀は、運用資産のほぼ半分を国債が占めているほか、個人向け住宅ローンなどが認められていないこともあり「マイナス金利導入で、運用益確保が最も大変になる」(政府関係者)とみられていた。

 一方、みずほ銀は一部定期預金の金利を9日から引き下げ、預入額や期間にかかわらず、全て0・025%とする。三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行も8日から引き下げており、その水準も考慮したとみられる。

 日興アセットは、国債などで運用するMMFなどの資金を返還する。日銀がマイナス金利政策を適用する16日の前日に当たる15日を償還日に設定した。

 マイナス金利をめぐっては、国債などで運用している生命保険会社も保険料の引き上げを検討しているとされ、家計にとっては負の側面が先行する形だ。

=2016/02/09付 西日本新聞朝刊=

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