日向神ダムの渇水回避 対策支部を解散 [福岡県]

 矢部川上流の日向神ダム(八女市)の貯水量が台風などの影響で危機的状況を脱したとして、国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所(久留米市)は23日、渇水対策支部を解散した。下流における農業用水としての使用も「心配ない」(同事務所)という。

 対策支部は今月6日に設置。同事務所と八女県土整備事務所日向神ダム管理出張所によると、有効貯水率は12日午前0時時点で1・0%まで低下した。しかし、その後、台風16号などの影響で、同ダム上流にある県の観測地点で12~14日に計72ミリ、17~20日に計138ミリをそれぞれ観測するまとまった雨が降った。23日午前0時現在で貯水率は32・3%まで回復している。

 八女市によると、稲の生育が遅い品種では、9月末ごろまで水が最も必要になる時期だったが、水不足は回避できるという。一方で、例年と比べ、まだダムの貯水量は少なく、同市農業振興課は「これからアユの産卵などを控え、川の水量が必要になる。まだ安心できない」と話している。

=2016/09/24付 西日本新聞朝刊=

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