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九州のタイソン 日本新挑む 久留米のジム所属・別府選手 デビュー後15連続KOへ [福岡県]

デビューから15戦連続KO勝ちの日本新記録に挑む別府優樹選手(左)と櫛間昭会長
デビューから15戦連続KO勝ちの日本新記録に挑む別府優樹選手(左)と櫛間昭会長
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 「九州のタイソン」の異名を取る、久留米櫛間ボクシングジム(久留米市)所属の日本ウエルター級7位、別府優樹選手(25)が13日、東京・後楽園ホールで大記録に挑む。KO勝利すればデビューから15戦連続KO勝ちの日本新記録となる一戦を前に、「相手は強いが、期待に応えたい」と意気込んでいる。

 別府選手は宮崎県都城市出身。都城東高3年で出場した全国総体ではライトウエルター級3位に入った。2010年に専修大に入学したが、同年秋に椎間板ヘルニアを発症。1年で大学を中退し、宮崎に戻った。

 運送会社に就職したがボクシングへの思いは消えず、腰が癒えた12年春ごろに知人を介して櫛間ジムで入門テストを受け合格。櫛間昭会長(68)は「パンチ力は抜群だが、とにかく不器用。正直あまり期待はしていなかった」と振り返る。

 入門後は基礎を一から作り上げる単調な日々が続いた。「34年間指導してきた中で、素直さは一番。こつこつと真面目にやってきた」と評価する櫛間会長の下で力を付け、半年後のプロデビュー戦は1ラウンドKO勝ち。その後もKOでの連勝は途絶えることなく、14年には全日本ウエルター級新人王を獲得。相手をなぎ倒す好戦的なスタイルから「九州のタイソン」と呼ばれるようになった。

 だが、思わぬ批判も受けた。タイやインドネシアのボクサー相手に勝利を積み重ねてきたことに「楽な相手とばかり戦っている」との声がインターネットを中心に広がった。「だからこそ強い相手とやって実力を見せつけたい。目標はあくまで日本チャンピオン」

 その機会がついに訪れた。次戦の相手は米国籍のチャールズ・ベラミー選手(東京・八王子中屋ジム)。通算成績は30戦26勝(17KO)3敗1分けで、10~13年にかけてスーパーウエルター級の日本王座を5度、東洋太平洋王座を8度防衛した。35歳のベテランに衰えはなく、「KOで倒すどころか勝つのも難しい相手。試合が長引けば不利なので、勝つにはKOしかない」と櫛間会長は分析する。

 苦戦必至の一戦だが、別府選手は言い切った。「勝てば日本王者への道も見えてくる。会長に一日でも早くチャンピオンベルトを渡したい」

=2017/01/12付 西日本新聞朝刊=

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