段ボールSL第2弾はC62 工芸作家の島さん制作中 9月28日から九州芸文館で公開 [福岡県]

制作が進むC62の横に立つ島英雄さん。D51(右)に比べて一回り大きい
制作が進むC62の横に立つ島英雄さん。D51(右)に比べて一回り大きい
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 長崎県南島原市の工芸作家、島英雄さん(67)が段ボール製の原寸大蒸気機関車(SL)の第2弾「C62」を筑後市長浜の段ボール製造業「九州ダンボール」で制作している。作業は大詰めを迎えており、前作のSL「D51」より一回り大きい全長約21メートル、重さ約3トンの勇姿が9月28日から10月15日まで、同市津島の九州芸文館で公開される。

 島さんは東京都出身。2013年に中古の段ボール箱約4千個を使い全長約20メートル、重さ約1・5トンのD51を制作。実際のD51を採寸して図面を描き、煙突から動輪、運転席の計器まで全て精密に再現した作品は全国で公開され、昨年は芸文館でも人気を集めた。

 展示会を九州ダンボールが支援したことが縁で、昨年1月に工場内に研究室を設置。新品の段ボールシートの提供を受け、C62の制作を開始した。昨年秋に完成予定だったが、湿度が高く接着がうまくいかず、作業が今年までずれ込んだ。この間、島さんは建築資材としての段ボールの可能性を追究。半年かけて加工方法や接着強度、湿度環境などの各試験を実施した。

 C62のナンバープレートはテレビアニメ版「銀河鉄道999」の「C62 50」にちなみ「C62 51」とした。島さんは「実物大SLの大きさだけでなく、段ボールの使い方にも注目してほしい」と話している。

=2017/08/22付 西日本新聞朝刊=

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