大牟田高愛好会九州V 低燃費自動車レース1リットルで904キロ エンジン保温など随所に工夫 [福岡県]

九州大会で優勝した車「飛翔」と、エコラン愛好会のメンバーたち
九州大会で優勝した車「飛翔」と、エコラン愛好会のメンバーたち
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 手作りの車でガソリン1リットル当たりの走行距離を競う低燃費自動車レース「ホンダエコマイレッジチャレンジ九州大会」高校の部で、大牟田高(大牟田市草木)の生徒らでつくる「エコラン愛好会」が4大会ぶりに優勝を果たした。

 大会は8月に予定されていたが、台風の影響で昨年12月24日に変更。熊本県大津町のホンダサーキット場で開かれ、九州・山口・愛媛の11高校から計13台がエントリーした。サーキット3周、計6・9キロを走り、減ったガソリンの量から1リットル当たりの走行距離を計算し燃費の良さを競った。

 愛好会のメンバーは1~3年まで11人。2004年に製造し、代々受け継いできた三輪の車「飛翔」(長さ2・9メートル、幅70センチ、重さ41キロ)を日頃から整備し、少しずつ改良を加え出場している。エンジンはホンダ製の50CC。今大会は冬のレースとなったため、エネルギー効率が最もよくなる温度を保つ保温剤をエンジンに巻き付け、センサーで温度を計測するなど工夫を凝らした。

 ドライバーには体重38キロでチーム最軽量の1年、堀英士さん(15)を起用。運転席ではあおむけに寝た状態で、アクセルとハンドルを操作する。「前方が見えにくいため首を必死に上げていた」と堀さん。平均時速が25キロ以下になると失格になるルールがある中、ピットでタイムを計測している先輩たちの指示や助言を受けながら運転したという。

 1回目に667キロを計測し暫定首位。2回目に904キロの記録を出して2位に60キロの差をつける圧倒的な成績で優勝した。リーダーで3年の金子明生さん(18)は「3年間の最後のレースで良い記録を出せてうれしい」と笑顔。顧問の前原一馬教諭は「気温が低く、車の性能を出しにくい状況で、900キロを超える記録は素晴らしい」と生徒たちの頑張りをたたえた。

=2018/02/02付 西日本新聞朝刊=

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